- 手早く、美しく仕上げることを考えて作業を行ないます。
年一度のお手入れだけでなく、 庭木の健康管理と植木の種類、花期、果実等の楽しみ方に合わせた剪定・施肥・消毒などができる「都度管理」をお勧めします。 - 剪定の時期は5~9月の夏期剪定と10~4月の冬期剪定の2回行うことが多いですが、樹種の特性や花期の違いによって剪定方法や適期が異なりますので、四季に合わせて実施することが理想的です。
- もちろん「その時1回だけ」「夏期だけ」「冬期だけ」などのお客様も大歓迎です!
年間スケジュール
1月|2月|3月|4月|5月|6月|7月|8月|9月|10月|11月|12月1月
2月
3月
4月
5月
6月
- 花が落ちた後に花ガラが汚く残ること
- そしてもう1つの理由は、早いようにも感じますがもう来年の花芽がこの初夏に形成されるからです。
7月
8月
9月
10月
11月
12月
落葉樹は冬枯れで葉を落とし休眠の真っ只中にある1月ですが、植物は春の芽吹きに備えた大事な時期に当たります。
寒肥(かんごえ)
最も重要な寒肥を与える適期
これは根の活動が最も低下している時期に、分解され栄養になる有機質肥料を土の中で時間をかけて与えることで根にダメージを与えることなく最適の肥料を植物にデリバリーできるからです。
遅くとも、根の活動が活発になる2月上旬までに済ませたほうが良いでしょう。 多くの場合『牛糞』『鶏糞』『骨粉』『油かす』などを与えます。
またマツやカエデなどは、越冬中のダニ・カイガラムシ・スス葉枯れ病・サビ病 など病害虫対策として希釈した石灰硫黄合剤などを散布するのがベターです。
春になり暖かくなるにつれ、樹木とともに病害虫も活発になってきます。葉が出てきて見つけにくくなる前に徹底対策を(特にチャドクガの卵など)。
また、冬は庭木の準備期間であるため植え替えや剪定にも良い時期です。
植え替え
1月下旬から2月半ばにかけての時期は休眠期にあたり、花木を植え替える好適期です。
植替えは根を切ってしまう恐れがあるため、木の活動期を避け休眠期に行うのが最も安全です。
2月に入ると開花や開葉に向けた根の準備活動が始まるため、その前に植替えを行うことにより花付きを損なうことなく春が迎えられます。
剪定
太い枝の剪定は、樹液が動き始める前のこの時期が好適期です。
表皮が剥がれにくく、回復が早いのです。幹に接した位置で切り、切り口を消毒します(代表的なものが主にサクラ・カエデ)。
気候も暖かくなり始める3月は、移植など庭木を植える付ける好期です。
人間にとっても庭木にとっても春を迎え、スタートの時期。
しっかりと準備をし失敗しないように注意が必要です。
植樹
大きな庭木は植木屋さんに植えてもらったほうが無難ですが、苗木や低木などは自分で好みの場所に植えて庭造りの醍醐味を味わってみましょう。
居間に座って、あるいは門から玄関を眺めて、この辺にこんな木が欲しいなと感じた場所に植えるのが効果的です。
施肥
わずかに芽が動き出すこの時期に、芽だし肥えを与えるのがもっとも効果的です。
特に肥料を必要とするサツキ・クチナシ・ボタン・バラ等は良い花芽をつけさせるために、この芽出し肥えを忘れないように。
花の終わったものにはお礼肥えも忘れずに。
3月の終わりから芽吹き始めた新芽は、今年に入ると葉を広げ緑一色に変わり、芝生も生き生きしてきます。
上旬には国花であるサクラが満開となり、ライラック、ザイフリボク、ドウダンツツジ、カイドウ、ハナミズキなどが咲き揃います。
春ざし
挿し木というのは枝の一部を切り取り、地中にさして発根させる方法です。
簡単に苗ができ、親と同じ形質のものが得られますので、種子のできないものやお気に入りのものを増やすのによい方法です。
ホームセンター等で売っている発根剤(オキシベロン等)を使うのも、うまく根付かせる1つの方法です。
ただ樹種によっては挿し木できないものもあり、また、時期を選ぶものも中にはありますのでそのあたりを心得ておく必要があります。
これからバラ、サツキ、ハナミズキ、フジ、シャクナゲ、ツツジなどの開花を迎え、新緑のまぶしい季節になります。
気温の上昇に伴い病害虫も活動を始めるので、注意深く観察し早期発見に努めます。
生垣の刈り込み
生垣は、手入れをしないで放任しておくと丈が高くなり、横幅が広まってくるだけでなく、枝の出方が粗くなり下枝が上がって寿命が短くなってしまいます。
これを防ぎ一定の高さと幅を維持し、枝葉を密生させるためには刈り込みをすることが必要です。
新芽が展開して新枝の伸び切った5月頃に、第1回刈り込みを行うのがベストです。
第2回目は10月くらいです。
以後は伸びが止まるので、このように2回は刈り込みたいものです。
なお樹種によっても違い、針葉樹は回数が少なくてすみます。枝に粗密があるところは、縄で誘引してから刈り始めます。
生垣の成長は一般に上の方が盛んですから上部を強く刈り、下枝は大切にしてやや幅広く仕上げます。
梅雨に入り、蒸し暑い日が続くと病虫害が発生しやすくなります。 晴れ間を見て、庭樹の整枝剪定に心がけてください。
日当たり 風通しが悪いとどうしても病虫害、特に病害が発生しやすくなります。
また、挿し木には適した良い時期です。
剪定
ツツジ類は花後に早く整枝剪定や刈り込みを行うことをおススメします。 理由は2つあります。
7月は暑さと湿気の厳しい季節。
この季節は庭木にとっても非常に厳しい月です。
水やりと暑さ対策に、ちょっとしたコツが必要です。
間引き剪定
落葉樹を含めて7月に入ると幹のあちこちから芽吹いてきます。放っておきますと上部の勢力を阻害しますので、不要の芽や枝は切り取ります。
水やり
草花や鉢植えのものと違い、庭木などの樹木は土のある地面に根を深く張っています。
少量の水を毎日やるとかえって水分を吸収できる細根は水を求めて地表近くで伸び、乾燥に弱くなってしまいます。ですので毎日水をやる必要はなく、1週間に1度土壌深く水が浸透するような水やりをします。
具体的には穴を掘ったり、水鉢という根元に土を盛って水たまりができるようにすることもあります。
保水性を高めるため、水鉢に堆肥や腐葉土を土と混ぜ込むのもいいでしょう。
8月は梅雨が明け、高温乾燥の日々が続きます。
庭木も水不足になりがちになってきます。
やはり水やりには慎重さが必要であるとともに、この時期は腕を出して作業するため チャドクガ・イラガ等の人体に影響のある害虫にも注意が必要になります
病害虫
この時期、人体に影響のある害虫も多発生しますので注意が必要です。
(人体に影響のある害虫に関してはチャドクガが6月と8月、イラガが7月から暖かくなくなるまで。蜂もだいたい7月から秋までくらいですので、あくまで多発生しているピーク期ということです)
庭樹の葉の裏に寄生していることが多く、見つけることが難しいですが葉ごと切り取り燃やす、または踏み殺します。
もちろん前もって害虫予防としての消毒作業を行っておくことがベストです。
葉水
古くから植えてある庭木はそれなりに自衛していますので水をやらなくても枯れることはありません。庭木の葉に塵埃が付着しているので、これはホースで圧力をかけて落とします。これを葉水といいます。
葉水は、朝早くか夕刻にホースの先を指先で強く押さえて水を圧送し、その力で葉を洗います。
この時期、日中に葉水を行うと水滴がレンズ代わりになり葉を焦がすとも言われています。
庭木に水をやる場合には植え込みへ水を出しっ放しにして、たっぷり地中に吸い込ませるほど与えます
この時期、やはり心配なのが台風です。
庭木があると防風の役目をしてくれます。
ただし、 それは根が大地にしっかりと大地に張っている場合で、新しく植えてまだ十分に根を張っていない庭木は、風の力に耐えかねて倒れてしまう場合があります。
台風前の対策
まず、用心のため支柱をするに越したことはありません。
風で倒れやすい庭木は、サクラ、コウヤマキ、コノテガシワ、サワラ、スギ、チャボヒバ、ヒノキ、モクレン、アカシア、ヒマラヤスギなど浅根性のものや樹冠が繁りすぎているものです。
既に支柱の施してあるものもシュロ縄が切れたり腐っていたりしていないか点検しましょう。
枝や幹が折れた場合には緊急で植木屋さんに相談しましょう。
生垣の止め狩り
生垣は夏の間に刈り込んでおいても、その後に秋に向けても少しは伸びてきます。
10月の下旬くらいに冬に備えた最後の化粧刈り込みをしておきます。
しかし、春に開花する庭木は大体今月中にはもう花芽を付けていますから、枝の先端に花芽を付けるサツキ、ツツジ類、ツバキ、サザンカ、ジンチョウゲなどは刈り込みを抑え気味でサラッとやるくらいにとどめておきましょう。
ユキヤナギ、レンギョウなどは枝にびっしりと花を付けますが、刈り込むことによって花数が減ってしまいますので、やはり抑え気味でツンツンと出た飛び枝だけを飛ばすようにします。
11月からは落葉樹の植付け適期がスタートです。
落葉樹は11月中にはほぼ落葉し春まで休眠期間に入りますので、移植の好期です。
また、寒さに弱い庭木もあるので、防寒対策もそろそろこの時期に始めないといけません。
この時期は、庭木の落葉もほとんど終わり、寂しさを感じる季節に入ります。
お正月目前のこの時期、マツにおいては「古葉ひき」という古い葉を手でむくように落とす作業が行われ、かなり手がかかる作業になります。
新年を迎えるにあたり家も庭もすっきりキレイにして新年を…と考える方が多く、どこの植木屋さんもこの時期は大忙しにかけずり回ります。
ほかにも、小まめに剪定や施肥を定期的に行うのがベストになります。
剪定など、専門的な知識が必要になってくることは数多くあります。
お庭を綺麗に保つために、専門家に依頼するのも1つの最善の方法と言えるでしょう。